四万十町の窪川高校には校舎近くの高台に学校が管理する茶畑があります。茶畑は生徒の実習に活用され、15年余り前から小学生を招き茶摘みをとおして交流体験を行っています。
【練習、八十八夜】
5月2日に高校生だけで茶摘みを行いました。
わずかな時間でしたが、コツをつかんで熱心に取り組みました。
収穫したお茶の葉は炒って揉んで1週間ほど乾燥させ、ほうじ茶として飲みました。
【小学生茶摘み体験】
5月10日には窪川小学校3年生34名を招いて茶摘み体験を行いました。
芯に二つの葉があるものを収穫する「一芯二葉」を教え、交流を楽しみました。
小学生たちは新芽を探し、「一芯二葉はコレでいい?」などと尋ねながら若葉を摘み取りました。
高校生も最初は緊張していましたが、楽しく会話を交えながら終えることができました。
【収穫後】
自宅でもお茶にできるということで、小学生のほとんどがそのまま持ち帰りました。
電子レンジで蒸して揉んだ後、フライパンで煎るとお茶として飲むことができます。
八十八夜に収穫した茶葉は製茶工場で加工された後、高校の食堂で提供され、一部を小学校に寄贈する予定です。
【今後】
お茶農家は年々減少傾向にあり、緑茶消費量も同様です。
普段はお茶を飲まない高校生も試飲した緑茶はおいしいという感想でした。
このような機会を継続して持ち続けることが大切だと思います。